借金返済のためにチャットレディしてた話③
こんにちはっ。
さっそくですが、こないだの続きを書いていきたいと思います。
さて、はじめてのライブチャットがはじまります。
開始ボタンを押すと、" 待機 ”という画面に切り替わり、わたしはライブチャット上に待機中の女性としてその様子がリアルタイムで映ります。
待機中は、たくさんのユーザーがノックする音とともにのぞきに来ます。
○人がのぞき中、○○さんがのぞき中、というように
ユーザー名と何人がのぞいているのかこちらから確認することができるのです。
まあようするに、不特定多数の人たちからネット上で自分の姿をリアルタイムでみられているわけですね。
これ、、めっっっちゃめちゃに恐怖でしたね。
だって、自分はえっちな女の子として出演しているわけですから、もし知り合いなんかにばれてしまったら、、、と考えると恐ろしいですよね。
一応、事務所も身バレ対策として、ウィッグをつけることを推奨していますし、そのための化粧やキャラづくり、高性能肌補正付きカメラがあるわけです。
しかし、だからといっても、そんなの、わかる人にはわかりますよね。。。
あ!そうそう、ここでのメイク指導がね、もう通常のメイクの4,5倍盛りでと教わりました。
カメラ通してなので、通常メイクだとすっぴんのように見えちゃうのです。
なので、アイシャドウごりっごりで、もうそれはばけもんメイクですよ・・・(笑)
そして、リップは薄めのピンク色と、ティントで唇をこれでもかっとテッカテカにするのです。(男性受けメイクで、薄いピンク色のつやつやの唇)
メイク指導中は、笑っちゃいかん、、と耐えるのに必死でした。
と、話を戻しますっ
わたしは待機中、恐ろしくて、「笑顔を作って待機する」という事務所の方(※以下運営さん)から言われていたことが全くできていなかっただろうなと思います。
ですが、最初の一か月はなんと新人期間というものがあり、男性ユーザーは通常の半額で新人期間の女性とおしゃべりして、えっちなこと要求して、とできるのです。
そのため、新人期間中の女性は人気者なんですね。
なので、わたしも待機中、笑顔がぎこちなくてもすぐに男性ユーザーが入室し、わたしのはじめてのライブチャットがはじまりました。
まず最初にあいさつをします。
「こんにちはっ、○○です。来てくれてありがとうございますっ。
なんとお呼びしたらよいですかー??」
これも、わたしと運営さんしか見えないようになっているメッセージ機能でリアルタイムで教えてくれました。
ですが、我氏、しょっぱなから痛恨のミスーーーっ
なんと、マイク付きイヤホンを装着せずに話し出す。。。orz
これには運営さんもメッセージで、
ちょっ、イヤホンーーー!と叫んでおりました。。(笑)
その後、イヤホンつけておしゃべりが始まるのですが、男性ユーザーはチャットでわたしはおしゃべりという形なんですね。
知っていたはずなのに、イヤホンから声が聞こえてくると思っていた私は、おしゃべりスタートしてから何度もイヤホンをガサゴソしていました。
恥ずかしいのもあったかもしんないな。。。
そこでも運営さんからメッセージが。
男性ユーザーはチャットなので、イヤホン気にする必要ありませんよ。ガサゴソ音がするので、やめましょう。といったようなことも言われました。。。ははは
さて、いよいよはじまったライブチャット、これはもう完全に私の数ある黒歴史の一部へと葬ったことの一つとなりました。
おしゃべりなのですが、どこまで素の自分でしゃべるのか問題っ!!
おしゃべり内容は、普段何してる人ー?から、徐々にえっちな質問をされていきます。
まあ、経験人数どれくらいー?だとか。
わたしはね、ここの最初の段階、いろいろと戸惑っていたこともあり、なりきれてなかったんです。
なので、しどろもどろ。。
これには、事務所の方も大変だったでしょうね。
一語一句に対して、ここはこう言いましょうだとかのアドバイスをリアルタイムでもらう状況に。
なので、おしゃべりというキャッチボールがまるでできていなかったですね。それはそれはしどろもどろなコミュ障丸出しでした。
とりあえず、「えー恥ずかしーい、○○さんはー?」と言って
はやく終われーーーーとしか考えていませんでした。
それと、画面上に映る自分が気持ち悪くて気持ち悪くて見るに堪えなかったんです。
そこに映る自分は、なんだか、性欲処理のただのモノ、でしかなくて。
たぶん、いや、きっとわたしは今まで、そういった「女を武器」にするような仕事を軽蔑していたんです。
「いや、こんなんするなら汗水流して働くわ!」
なんて思っていた自分がいまこんなことをしてお金を稼ごうとしている、という現実が気持ち悪くて、チャットをはやく辞めたい気持ちでいっぱいでした。
男性ユーザーは、最近えっちしたのはいつ?彼氏と?などえっちな質問ばかり。
わたしは運営さんにみられているという恥ずかしさもあって、なんだかうまく答えられず、、適当に言っちゃえばよかったんですけどね。
運営さんからも、適当でいいんですよ、とメッセージが何度も送られてきていたのですが、恥ずかしさや戸惑い、気持ち悪いという感情がすごかったんです。
「○○ちゃんは、どこが感じるのー?」と言って執拗にわたしに「お○○こ」というワードを言わせようとしてくるんですね。
もう気持ち悪くて気持ち悪くて「えー恥ずかしーい」で通していましたが、事務所の方から、言ってみましょうというアドバイスメッセージが。
結局、言わずになんとかやり過ごしました。
ですが、男性ユーザーはえっちな目的で来ているわけですから、なにもしない私をそのままばいばいするにはいきません。
どうにかこうにか、脱がせようとしてくるんですね。
この時点ですでに一時間くらいたっていたんじゃないかな。
今思うと、さっさと諦めて他の人いけよーって感じですが、がちで嫌がるわたしをみて楽しむタイプの人だったんでしょうね。
実際に、新人期間中の女性にだけ来る人もいるようです。素人感満載でそれがツボなんだそう・・・
その後、わたしは手ブラでという条件でブラをいやいや取りました。
あとはM字開脚や自慰行為を少しだけ。もちろんフリですよ。
だけど、初めての演技はうまくできず・・
それと自分はあんあん言ってみせてなにしてるんだろうという気持ちでいっぱいでした。
そして二時間たち、やっと初回が終了。
本当は、この日18時まででしたが、この初回を終えて
「いや、むり!!まじでむり!!きしょい!!こんなんしてる自分が許せなすぎる!
こんなんするなら、一日中配達員するわ!」
と思い、「今日は帰ります。」と運営さんに連絡してその日は急遽帰ることにしました。
事務所の階へ行き、「やっぱりちょっと、難しいです。」
という話をして、その日分のお給料をもらうことに。
その日のチャット時間やポイント数で給料がでます。
わたしの二時間分のお給料はなんと5000円いかないくらいでした。
時給に換算すると2500円くらい。
正直驚きました。ええ、こんなにもらえるんだーと。
また機会があればーと逃げるようにその場を出ました。
そこで、「こんなんするなら配達員をがちでやろう」と心に決めた瞬間でした。
ですが、このときの日払いでもらえるお給料のよさがずっと頭に残っていました。。。
つづく